タイムシート承認
デフォルトでは、アカウントのオーナーと管理者は、時間を承認でき、他のユーザーの時間エントリーを閲覧できます。 承認者に管理者権限を付与できます。あるいは、カスタムユーザー役割を作成してそのアクセスを管理することもできます
タイムシートレビュー承認プロセスにより、月次請求や給与計算の準備に際して、チームの実績時間を効率的に管理できます。 タイムシートをレビューし、承認し、ロックすることで、記録された時間を正確で最終的なものにします。
タイムシートが承認されると、特定のチームメンバーの指定された週の関連タイムトラッキングデータがロックされます。 このロックにより変更を加えることができなくなるため、その期間の追加時間の追跡や変更もできなくなります。 この機能により、記録の一貫性を維持し、財務追跡や報告に支障をきたすような予期しない変更を回避できます。
補足事項
タイムシート承認を今すぐ使用しない場合でも、それが現在のタイムトラッキングに影響することはありません。 チームがWrikeでタイムシートの承認を開始する準備ができている場合にのみ関係します。
アカウント管理者は、セルフサービスのトグルを使用してタイムシート承認を簡単に管理できます。 この機能にはタイムシート承認の有効と無効を切り替えられる柔軟性があり、アカウントごとに機能の可視性とアクセシビリティの管理をカスタマイズできます。 外部サポートを必要とすることなく制御を強化し、組織の具体的なニーズに適応します。
以下の手順でアカウントにおけるタイムシート承認機能の使用可否を管理します。
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サイドバーにあるプロフィール画像 1 をクリックします。
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ドロップダウンから設定 <2>22> を選択します。
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アカウント管理で、タイムトラッキング 3 をクリックします。
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タイムシート承認 4 のスイッチを切り替えて、この機能を有効または無効にします。
管理者は、タイムシート提出ルールを利用して、柔軟な制約での日次・週次時間上限の設定、コンプライアンス課題の解決、タイムシート承認の合理化を行うことができます。 この機能により、すべての勤務スケジュールの制御と効率が向上し、すべてのチームメンバーのタイムシート提出が徹底されます。
カスタム勤務スケジュールの作成
カスタム勤務スケジュールを作成することで、チーム固有のニーズとプロジェクトの要件に合わせて勤務時間を細かく定義できます。
デフォルトでは、アカウントのオーナーと管理者は特定のユーザーに対してカスタム勤務スケジュールを作成して割り当てることができます。 管理者権限を付与するか、あるいはカスタムユーザー役割を作成して、そのアクセスを管理することもできます。
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カスタム 勤務スケジュールをニーズに合わせて作成します。
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週次労働時間の選択と一日のキャパシティを設定したら、トグルボタン 1 をクリックして時間提出ルールを有効にします。
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ドロップダウンメニュー 2 を開いて、日次 オプションを選択して日別にルールを設定するか、週次 を選択して1週間分のルールを適用します。
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制限ルールを実施するためのオプションは2つ 3 あります。
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オプション A:厳格制限(日単位/週単位の指定キャパシティを厳守し、超過も未満も許容しない):指定された日単位/週単位のキャパシティ(時間数)を下回っている、または上回っているタイムシートをユーザーが提出できないようにする厳密なルールを作成する場合は、このオプションを選択します。
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オプションB:柔軟制限(提出された時間数が日単位/週単位のキャパシティを下回っている場合や上回っている場合は確認を求める):記録された時間数が日単位/週単位のキャパシティと異なる場合にユーザーに提出内容を確認させる場合は、このオプションを選択します。
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設定が終わったら、変更を適用ボタン 4 をクリックします。
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上部のスケジュールタイトルの近くで以下を実行します。
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複製ボタン 5 をクリックしてスケジュールを複製します。
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削除ボタン 6 をクリックしてスケジュールを削除します。
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カスタム勤務スケジュールを作成した後、次のステップは、これらのスケジュールをチームメンバーに割り当てて、チームメンバーの勤務時間をプロジェクトのニーズと可用性に合致させることです。
重要
勤務スケジュールを変更すると、一部のタスクやプロジェクトが自動で再スケジュールされる場合があります。
ユーザーがタイムシートを提出すると、日単位と週単位のキャパシティ制限に関連するポップアップとインジケーターが表示されます。 これらの表示状態と、必要になるアクションは次のとおりです。
厳格制限(キャパシティ未満・超過は不可)
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ポップアップアラート:入力されている時間数が日単位または週単位のキャパシティと完全に一致していない場合、送信直後にポップアップアラートが表示されます。
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インジケーターの説明:このアラートでは、「許容済み」という用語を使用して勤務時間が許容されていることが示されます。 入力された時間が許容範囲内にないため、送信を続行できないことをユーザーに通知します。
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ユーザーアクション:ユーザーは提出プロセスを完了するために、タイムシート提出ルールに従って時間を調整する必要があります。
厳格制限のインジケーター:
日単位:
週単位:
柔軟制限のインジケーター:
日単位:
週単位:
柔軟制限(キャパシティ未満/超過の場合は提出前に確認を求める)
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ポップアップ確認:設定されたキャパシティと入力された時間数が異なっている場合、ユーザーがタイムシートを提出する際に確認ポップアップが表示されます。
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インジケーターの説明:このポップアップでは、「推奨」という用語を使用して理想的な勤務時間が示され、推奨されるキャパシティとの不一致が指摘されます。
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ユーザーアクション:ユーザーは推奨キャパシティに合わせて時間を調整するか、または時間数の差を確認し承諾した上で、送信を確定できます。
厳格制限のポップアップ:
日単位:
週単位:
柔軟制限のポップアップ:
日単位:
週単位:
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承認権限を持つユーザー:自分と他者のタイムシートの提出、拒否、取り消しを実行できます。
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承認権限を持たないユーザー:自分のタイムシートの提出と取り消しを実行できます。
提出済みのタイムシートの調整または変更が必要な場合は、承認をキャンセルボタンをクリックして提出を撤回できます。
補足事項
タイムシートの撤回(すなわち承認のキャンセル)は、まだ承認の判定が行われておらず保留中である場合のみ可能です。 編集は、タイムシートが正式に却下された後にのみ可能です。 タイムシートが却下された場合、チームメンバーはそのタイムシートの撤回はできませんが、再提出はできます。
補足事項
タイムトラッキング権限を持つユーザーは、承認タブを表示すると自分が提出したタイムシートを確認できます。 さらに、他のユーザーの時間エントリーの表示・追跡・承認を実行できる権限を持つユーザーは、このタブにアクセスして、提出済みのタイムシートに関してレビューと判定を行うことができます。 これらのユーザーは自分のタイムシートだけでなく全ユーザーのタイムシートにアクセスできます。
承認権限を持つユーザーは、そのアカウント全体のすべての提出済みタイムシートにアクセスできます。 これらのタイムシートのレビューと決定の手順は以下の通りです。
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タイムシートセクション内の承認タブ 1 に移動します。
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該当するユーザーまたはユーザーグループを選択してユーザーリストにフィルターをかけ、関係するチームや部署のみを表示します 2。
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提出済みのタイムシートを個別に開くことなく一括でレビューすることができます 3。
補足事項
また、提出済みタイムシートの例外としてマークされた日を特定することもできます。
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必要に応じて、タイムシートを開くボタン 4 をクリックして個々のタイムシートを開きます。 自分の判断で各タイムシートを承認または却下できます。
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タイムシートを承認するには 承認 ボタン 5 をクリックします。
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レビュー基準に合わない場合は、 却下ボタン 6 をクリックします。
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承認後、ツールバーとステータス列の両方のステータス 7 が更新されます。
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判定を修正する必要がある場合は、元に戻すボタン 8 をクリックすると判定前に戻せます。
重要
設定で週の開始曜日を設定できます。 これは個人用であり、自分だけに表示されます。 承認に関する問題を防ぐために、チームメンバー全員の週の開始曜日を同一にすべきです。
週の開始曜日はユーザーごとに個別に設定されており、それによってタイムシートの表示方法が決まります。 個人が自分のタイムシートを送信し、その開始曜日がマネージャーが設定した開始曜日と異なっている場合でも、マネージャーにはその個人が設定した開始曜日でタイムシートがビューされます。 これにより、マネージャーはその個人が提出した時間枠を確実に承認でき、承認プロセスの正確性と一貫性が維持されます。
ユーザーのタイムシートを承認すると、そのタイムシートはロックされ、提出された時間枠内での編集や追加のタイムトラッキングを実行できなくなります。ただし、そのユーザーが承認済みタイムシートを修正できる権限を持っている場合はこれに該当しません。
ロック済みタイムシートを編集できる権限を持つユーザーは、承認後でもロック済みタイムシートに変更を加えることができます。
補足事項
承認ロックとタイムログビューのロックはそれぞれ独立しており、同時に使用できます。 タイムログビューで時間エントリーのロックを解除しても承認ベースのロックは削除されず、その逆の場合も同様です。
次のタイムシートは編集できます。
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未提出
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却下済み
通常、次の状態のタイムシートの編集は制限されます。
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保留中
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承認済み
補足事項
ロック時間を編集できる権限を持つユーザーは、どの状態のタイムシートでも編集できます。
タイムシートの修正手順は次の通りです。
タイムシートオーナーには次の時点で通知が届きます。
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承認者が判定を行ったとき
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承認者が代理で承認を提出またはキャンセルしたとき
承認者には次の時点で通知が届きます。
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タイムシートが提出されたとき
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別の承認者がすでに下した判定を変更して新たな判定を下したとき
アクティビティレポート を実行すると、組織内のタイムシート提出と判定プロセスの詳細を閲覧できます。 問題のトラブルシューティングとタイムシートワークフローの理解にはこのツールが不可欠です。 これにより、タイムシートの提出者、提出時期、関連する判定者を監視できるため、プロセスの透明性と説明責任が確保されます。
権限設定に適した人物の特定
権限を管理し、タイムシートを承認できるユーザーを指定する方法は次の通りです。
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ユーザータブにアクセスする:アカウント管理のユーザータブ 1 に移動します。
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管理者を探す:管理者アクセス権を持つユーザーを特定します 2。
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権限内容を変更する:そのユーザーの権限タブ 3 をクリックし、ユーザータイプの管理権限 4 までスクロールします。
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変更内容を適用する:該当するボックスにチェックを入れ、保存ボタン 5 をクリックして変更内容を適用します。
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権限を確定する:確認を求められたらパスワード 6 を入力し、権限の変更ボタン 7 をクリックして変更を確定します。
時間承認役割の作成
タイムシート承認を処理する時間承認者などの専用役割を作成することで、ワークフローを合理化し、効率を高めることができます。 この役割を設定すると、次のようなメリットがあります。
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専門アクセス:タイムシート管理に特化した権限が時間承認者役割に与えられ、より正確な管理と監督が可能になります。
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自動権限割り当て:この役割には標準ユーザーのすべての権限が自動的に継承されるため、時間承認者は追加の設定を行うことなく必要なタスクを実行できます。
この役割を確立するには、カスタムユーザータイプの作成に示されている手順を実行します。 このアプローチにより、タイムシート承認プロセスが効果的で管理しやすいものになります。
時間の承認と他ユーザーの時間エントリーの閲覧を実行できる時間承認者権限を付与します。 この役割を与えられた人物は他のユーザーのタイムシートにアクセスして承認の判定を下せます。
重要
他者のタイムシートへのアクセスを制限したい場合は、標準ユーザーが他者の時間エントリーを閲覧できるオプションを無効にしてください。
以下の手順に従って必要な権限の付与と調整を行います。
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アカウント管理のユーザータイプタブ 1 に移動します。
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ユーザータイプカテゴリーのタイムトラッキング 2 をクリックします。
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この役割を必要とするユーザーを選択します 3。
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トグルボタン 4 を有効にすることで、必要なユーザーに権限を付与します。
拡張権限の設定(ユーザー別)
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拡張権限を受ける必要があるユーザーを特定します。
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財務状況とタイムトラッキングへのアクセス権をこれらのユーザーに付与します。 説明されている手順に従います:他のユーザーの時間エントリーを管理できるユーザーを設定してください。
これにより選択したユーザーが以下を実行できるようになります。
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ロック済み時間を編集できるユーザーを管理する
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他のユーザーの時間を追跡する
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財務情報を表示または編集する