作業負荷チャートのバックログボックス
バックログボックスは、作業負荷チャートに不可欠な要素です。 バックログボックスにはユーザーに割り当てる必要があるタスクが含まれています。 各作業負荷チャートには独自のバックログボックスがあり、いつでも再構成可能です。
バックログボックスを使用して、チームメンバーの今後の作業負荷の範囲を定義できます。 例:
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リクエストフォームを使用する場合は、チームの受信リクエストを含むフォルダー、プロジェクト、スペースに基づいてバックログボックスを構築します。
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新規プロジェクトを立ち上げる際には、テンプレートを複製して、その新規に作成したプロジェクトをバックログボックスのソースとして使用できます。そこからチームメンバーにタスクを配分します。
補足事項
タスクがバックログボックスに表示されるには、次のうち少なくとも1つに該当する必要があります:
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タスクがスケジュール設定されていない。
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タスクがユーザーに割り当てられていない。 ただし、タスクが1つ以上のジョブロールにも割り当てられている場合は、ユーザーに割り当てられていてもボックスに表示されることがあります。
このページでは、作業負荷チャートの一部であるバックログボックス機能の概要を説明します。 作業負荷チャートの詳細については、Wrikeの作業負荷チャートページを参照してください。
バックログボックスの表示方法は2種類あります:
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縦方向
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ビューの右側にボックスが表示されます。
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縦方向のバックログボックスには、ユーザーに割り当てられていないタスクまたはスケジュールされていないタスクが表示されます。
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タスクは日付に基づいて自動的にグループ分けされます。
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横方向
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ビューの最下部にボックスが表示されます。
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横方法のバックログボックスには、スケジュールされているタスクとユーザーに割り当てられていないタスクの両方が表示されます。
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タスクは、割り当てられたジョブロールと属するプロジェクトに従って自動的にグループ分けされます。
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プロジェクトモードでチャートを表示している場合、横方向のバックログボックスは使用できません。
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補足事項
バックログボックスビューでは、縦方向、横方向ともに、ボックス内のタスク数が自動的に計算され、ボックスタイトルの横に表示されます。 横方向のボックスにはスケジュールされていないタスクは表示されないため、2つのビューのタスク数が異なる場合があります。
バックログボックスの縦/横方向のビューを切り替えるには、ボックス最上部のアイコンをクリックします。
ヒント
ジョブロールに割り当てられ、予定時間が配分されているタスクの場合、タスクをユーザーに割り当てる前に、バックログボックスの横方向ビューを使用してグリッド上で予定時間を確認できます。
横方向のバックログボックスは、チャート上のユーザーの利用可能なリソースと、ボックス内の未割り当て作業という形式での需要を比較するのに有効です。 バックログボックスは、チャート内に含まれる特定のジョブロールを持つすべてのユーザーの利用可能なキャパシティを自動的に計算し、それを各ジョブロールで必要な作業と比較します。
これらの計算結果や比較結果を色分けして、以下のように違いを可視化します:
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バックログボックス内のジョブロールの需要(作業に必要とする時間)が、チャート上のそのジョブロールを持つすべてのユーザーの合計キャパシティを超えている場合 ー セルは赤色に表示。
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需要がユーザーのキャパシティと等しいか下回っている場合 ー セルは比例して青色に表示。
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需要が0の場合 ー セルは白色に表示。
例えば、チャート上に8時間/日で働いているデザイナーが2人いて、合計が16時間/日とします。 チャートではそれぞれに5時間ずつ割り当て済みなので、その日に利用可能な予定時間はそれぞれ3時間、合計6時間です。 バックログボックスでは、「デザイナー」のジョブロールに割り当てられた複数のタスクがあり、必要な予定時間の合計は7時間です。 そのため、バックログボックスでは、チャート上の2人のデザイナーの利用可能な予定時間の合計を超えるため、その日のジョブロールのセルは赤色になります。
バックログボックスのジョブロールのセルをクリックすると、需要(リクエスト済みの予定時間)とユーザーの利用可能時間(有効な予定時間)の計算に関するより詳細な情報を確認できます。
計算結果は、日次、週次、月次のズームレベルを選択して表示できます。 また、時間(h)、パーセンテージ(%)、フルタイム当量(FTE)の中から好きな予定時間表示オプションを選択できます。 設定の変更方法については、こちらをご覧ください。