データベースの管理と整理
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Wrikeの各スペース内で1つ以上のデータベースを作成できます。 つまり、各スペースに専用のデータベースがあるので、作業しているスペースに固有のデータに集中できます。
データベース作成手順:
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サイドバーのデータベースのタイトルの横にある + 1 ボタンをクリックします。
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データベースを追加する:
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表示されるメニューからデータベースをクリックします 2。
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データベースを設定する:
重要
カスタムレコード名には単数形を使用してください。 Wrikeではこの名前を使用して、データベース内のボタンやUI要素が作成されます。例えば、+倉庫ボタンです。 英語の場合は「Warehouses」ボタンではなく「Warehouse」ボタンと単数形になります。
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ポップアップウィンドウでデータベースの名前を入力します 3。
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事前定義されたリスト4からデータベースで管理するレコード名を選択します。
または
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カスタム名を手動で入力します 5。
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データベースを作成する:
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追加ボタン 6をクリックしてプロセスを完了します。
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新しく作成したデータベースは、サイドバーのデータベース 7 の下にあります。
列は選択したフィールドに基づいて作成されます。 データベース内で列を追加すると、それは特定のデータベースにのみ適用され、再利用することはできません。 管理するレコードの種類に基づいて関連する列を含めると、データを効果的に整理し分類できます。
利用可能な列タイプにはWrikeで利用可能なものが反映され、さまざまなデータ管理要件に対応する広範なオプションとなります。
データベースに列(フィールド)を追加する方法:
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ツールバーでフィールド 2 を選択するか、+ 列を追加 1 ボタンをクリックします。
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データベース 3 に作成したいフィールドの名前を入力します。
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この列のフィールドタイプを選択します 4。
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作成ボタン 5 をクリックすると列がデータベースに追加されます。
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作成すると、このフィールドがデータベースとフィールドツールバー 6 に表示されます。
データベースに適切な列を加えてカスタマイズすることで、機能が向上し、データを効率的に管理・分析することができます。
例:
クライアントサービスデリバリーデータベースを管理していると想像してください。 「クライアント名」、「サービスタイプ」、「ステータス」などの列を追加したいと思うかもしれません。 これらのフィールドは各プロジェクトの進捗状況を効率的に追跡するのに役立ちます。
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クライアント名:クライアントの名前を入力するためのテキストフィールド。
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サービスタイプ:提供されたサービスの種類を選択するためのドロップダウンフィールド。
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ステータス:サービス提供の現在のステータスを更新するためのドロップダウンフィールド(例:保留中、処理中、完了)。
注意事項
データベース設定で、ユーザータイプ列と数式列はサポートされていません。
データベースの制限: 現在、Wrikeの作業スペースとは異なり、弊社のシステムではフィールドタイプを変換できません。 弊社はこの機能が重要であることは承知しており、弊社のチームが今後のアップデートにこの機能を組み込むよう取り組んでいます。 ウィークリーリリースノートをチェックして改善をお楽しみに。
CSVファイルからデータをインポートすることで、簡単にデータベースを作成できます。 この方法により、構造化された情報をデータベースシステムに簡単に転送できます。
注意事項
以下は、インポート時にWrikeで最適なカスタムフィールドタイプに変換されるようにCSVファイルの列値をフォーマットする方法です。
Wrikeフィールドタイプ |
必要なCSVフォーマット |
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テキスト |
フォーマットは不要です。 テキスト値(例: 一部のテキスト)は自動的にテキストフィールドタイプに変換されます。 |
数値 |
フォーマットは不要です。 数値(例: 123.45)は自動的に数値フィールドタイプに変換されます。 |
通貨 |
数値に通貨記号を追加します(スペースの有無にかかわらず)。 これらは数値の前または後に配置できます。 (例:$12.50、12.50$、€ 10、10 €) |
パーセンテージ |
数値にスペースを空けずにパーセント記号を追加します。 (例:42%) |
チェックボックス |
選択済みのチェックボックスを作成するには、TRUE値またはYES値を使用します。 未選択のチェックボックスを作成するには、FALSE値またはNO値を使用します。 大文字も小文字も使用できます。 |
期間 |
数値を<時間>:<分>としてフォーマットします。 (例:2:50) |
日付 |
日付値をYYYY-MM-DDとしてフォーマットします。 これは日付に関するISO 8601規格です。 (例:2025-03-24) |
単一選択 |
フィールド値に [角括弧] を追加します。 括弧付きの各項目は、Wrike の単一選択フィールドの選択可能なオプションになります。 重複する値はスキップされます。 (例:[オプション1] [オプション2]) |
複数選択 |
[角括弧]をフィールド値にスペースなしで追加し、カンマで区切ります。 すべてを“二重引用符”で囲みます。 括弧付きの各項目は、Wrike の複数選択フィールドの選択可能なオプションになります。 重複する値はスキップされます。 (例:“[オプション1],[オプション2]”) |
データベースをインポートする手順:
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サイドバーの+ 1 ボタンをクリックします。
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表示されるメニューからインポート 2 を選択します。
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ポップアップウィンドウでファイルを選択するか、ファイルをドラッグしてドロップしします 3。
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ファイルを選択 4 ボタンをクリックして、ファイルの場所を参照します。
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ファイルを選択します 5。
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アップロード6をクリックすると、データがインポートされ、インポート完了を知らせる通知 7 が届きます。
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新たに作成されたデータベースは、サイドバーのデータベース 8 の下に表示されます。
重要
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CSV ファイルからインポートできるデータの量は最大 20 MB までです。
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弊社のデータベース設定では、現時点で、各テーブルのレコード(行)数を100,000件までに制限しています。
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インポートを利用できるのは新規データベースの作成のみで、既存のデータベースにインポートすることはできません。
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CSVファイルの最初の列には一意の名前を付けてください。それはリンクフィールドで使用されます。
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CSVファイルの最初の行は、新規データベースのフィールド名として使用されます。
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CSVファイルの空の行と列はスキップされます。
既存のレコードに変更を加えるには、データベースを直接編集する必要があります。 これにより、次のことが可能になります:
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データエントリーの誤りを修正できる。
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古い情報をアップデートできる。
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欠落しているデータポイントを追加できる。
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アップデートするレコード(行)を特定する
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変更を加えたいレコードを決定します。
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レコードを検索する
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データベースインターフェースの検索機能 1 を使用して、目的のレコードを検索します。
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検索フィールドにレコード名または関連キーワードを入力し、Enter 2 を押します。
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検索結果を表示する
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検索条件に一致するレコードのリストが表示されます3。
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検索結果を確認し、アップデートしたいレコードの保存場所を特定します。
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レコードを選択する
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検索結果から対象のレコードをクリックして開き、編集することができます 4。
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情報をアップデートする
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関連するフィールド 5 に適切な情報を入力することで、必要な変更を加えます。
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すべてのアップデート情報の正確性と完全性を確認します。
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データベースの属性に変更を加えて、自分のニーズに合わせて調整できます。 この変更には、データベース名のアップデート、管理したいレコードの名前の変更が含まれます。
データベースの編集方法:
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データベース名の横にある 3ドットメニュー ボタン 1 をクリックします。
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ドロップダウンから編集 2 を選択します。
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ポップアップウィンドウが開き、次の操作を実行できます。
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ステータスを変更できる 3。
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管理したいレコードのタイプを選択できる 4。
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データベース内のレコードにカスタマイズした名前をつけるいことができる 5。
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変更が完了したら、保存 6 をクリックして適用します。
注意事項
現時点では、データベースシステムにおいて元に戻す機能がサポートされていません。 弊社のチームがこの機能をサポートできるように取り組んできますので、 しばらくお待ちください。Weekly リリースノート を通じて進捗をお知らせいたします。
フォルダーを作成して、その中で関連するデータベースを分類できます。 これはデータの整理に役立つだけでなく、必要に応じて特定のデータベースへのアクセス、管理、検索を簡単に行えるようになります。 整理を構造化すると、ファイルの検索に費やす時間が短縮され、ワークフローの効率が高まります。
注意事項
これらのフォルダーは作業項目フォルダーとは異なります。 データベースフォルダーはサイドバーにのみ存在し、純粋に整理のためだけに使用します。
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+ ボタンをクリックします。
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サイドバーのデータベースのタイトルの横にある +ボタン 1 をクリックして開始します。
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メニューからフォルダーを選択する
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ドロップダウンメニューからフォルダー 2 を選択します。 このオプションを使用すると、サイドバーに新規フォルダーを作成し、データベースを保存・整理できます。
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フォルダー名を入力する
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表示されたダイアログで、フォルダーの名前を入力します 3。 フォルダーの内容を反映させて、後で簡単に見つけられる名前を選んでください。
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追加をクリックしてフォルダーを作成する
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追加 4 をクリックして確定します。 新規フォルダーがサイドバーに作成されて表示され、使用できるようになります。
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サイドバーのフォルダービュー
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追加したフォルダーはサイドバーに表示され 5、整理されたデータベースを常に追跡できるようになりアクセスが容易になります。。
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ドラッグ&ドロップで整理する
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データベースをドラッグして新たに作成したフォルダーにドロップして入れることができます。 データベースをクリックしたままフォルダーまでドラッグしてフォルダーにドロップしてください 6。
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追加されたフォルダーには、その中身をさらに管理できるという柔軟性があります。 フォルダーにデータベースを追加するとアクセスが容易になります。 また、サブフォルダーを作成してデータベースをより効果的に整理することもできます。 これらのサブフォルダを使用すると、データベースを論理的に分類できるため、大規模なコレクションの管理が容易になります。 さらに、メインフォルダーまたはそのサブフォルダーにデータベースを直接インポートすると、より効率的なデータ処理が可能になります。
データベースやサブフォルダーを追加する/データベースをインポートする:
データベースの追加や、サブフォルダーの作成、既存のデータベースのインポートを行うには、次の手順に従います。
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目的のフォルダーに移動します。
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そのフォルダーの名前の横にある 3ドットメニュー ボタン 1 をクリックします。
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表示されたメニューからアイテムを追加ボタン 2 をクリックします。
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メニューには次のようなオプションがあります。
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データベースを追加 3;フォルダー内で新規データベースを作成する場合にこのオプションを選択します。 フォルダーにデータベースを追加する方法の詳細について、「データベースを作成する」を参照してください。
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フォルダーを追加 4:現在のフォルダー内でサブフォルダーを作成してコンテンツを整理することができます。 フォルダーにデータベースを追加する方法の詳細について、「フォルダーを作成してデータベースを整理する方法」を参照してください。
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インポート 5:外部データベースファイルを現在のフォルダーにインポートする場合はこのオプションを選択します。 フォルダーにデータベースを追加する方法の詳細について、「データベースをインポートする」を参照してください。
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この方法は構造化され整理されたデータベースシステムの維持に役立ち、データの管理と取得が強化されます。
スペース間でデータベースを移動させて、パフォーマンスの最適化やデータの整理、インフラストラクチャーの拡張を行うことができます。
重要
移動を開始する前に必ず、データベースの完全なバックアップを作成してください。 転送中に何か問題が発生した場合に備えて、復旧ポイントを確保できます。
アカウント内の異なるスペースにデータベースを移動させるには、次の手順に従ってください。
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データベースにアクセスする:
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データベースの名前の横にある 3ドットメニュー ボタン 1 をクリックします。
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移動オプションを選択する:
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表示されたメニューから、移動オプション 2 をクリックします。
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目的のスペースを選択する:
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移動先 3 セクションをクリックして、アカウント内で利用可能なスペースのリストを開きます。
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リストで、データベースの移動先にするスぺースを見つけます 4。
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移動を確定する:
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適切なスペースを選択したら、 移動ボタン 5 をクリックして転送を開始します。
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移動の完了:
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データベースが新たなスペースに移動されます。
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重要
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可視性とアクセス:
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データベースの移動後は、そのデータの表示と共有を実行できるのは移動先のスペースのメンバーのみとなります。 データベースを新しいスペースに移動させると、そのデータの管理を実質的に放棄することになります。 新しいスペースのメンバーは、データベースデータを自由に共有し、管理することができます。 したがって、新しいスペースのメンバー全員がアクセス権を持つべきと確信を持って言える場合以外は、人事記録などの機密データの移動には注意が必要です。 必要なチームメンバーが新しいスペースへのアクセス権を持てるようにしてください。
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リンクされているデータベース:
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このデータベースにリンクされているデータベースがあれば、それらは元の場所に残ります。 つまり、移動されたデータベースが別のデータベースで参照されている場合、それらの参照の対象は依然として移動前のデータベースになります。
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権限:
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新しいスペースの権限を再確認し、新しいスペースでデータベースを操作する必要があるユーザーに適切なアクセスレベルが付与されるようにしてください。
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通知:
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混乱を避けるため、特に、チームメンバーがこのデータベースを業務に使用している場合は、チームメンバーに通知することを検討してください。
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データベースを複製すると、元のデータベースとまったく同じコピーが作成されます。これが役立つ理由を以下に挙げます。
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バックアップとリカバリー:データの損失や破損が発生した場合に継続性と完全性を確保するために、安全なバックアップとして複製を使用してデータを復元します。
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テストと開発:複製データベースは、開発者やテスターにとって安全なスペースとなり、新機能の試用、パフォーマンステスト、実データに影響を与えないトラブルシューティングを行うことができます。
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トレーニングとデモンストレーション:複製は、新規ユーザーのトレーニングやソフトウェア機能の紹介に最適で、ライブシステムの安全を維持しながら実際のデータを使って作業を行うことができます。
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データ移行:新しいデータベースシステムや新しいバージョンへの移行時に、移行プロセスをテストしてデータの整合性を確保します。
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監査とコンプライアンス:規制や基準への適合性を検証するための監査を目的として、機密生産データが公開されないようにコピーを作成します。
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データ分析:複製データベースを使用して、元のデータベースのパフォーマンスに影響を与えることなく、分析とレポートを行えます。
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環境の分離:ワークフローの円滑性を高め、衝突を避けるために、開発、テスト、ステージングなどのさまざまな環境を分離させることができます。
データベースを複製する
データベースの複製方法:
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データベースの名前の横にある 3ドットメニュー ボタン 1 をクリックします。
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メニューから複製 2 を選択します。
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ポップアップウィンドウが開き、そこで以下を実行できます。
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簡単に識別できるようにデータベースの名前を変更します 3。
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管理したいレコードのタイプを選択します 4。
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管理するレコードにカスタムの名前を付けます 5。
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複製 6 をクリックしてデータベースのコピーを作成します。
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元のデータベースの完全なコピーが作成され、サイドバーに表示されます 7。
データベースを削除すには、以下の手順に従ってください。
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データベースの名前の横にある 3ドットメニュー 1 をクリックします。
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メニューから削除 2 を選択します。
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ダイアログボックスが表示されます。 削除 3 をもう一度クリックします。
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データベースが削除されます。
警告
データベースは、削除すると永久に消去され、元に戻すことはできません。 削除を実行する前に、バックアップを作成するか、バックアップがあることを確認してください。