Wrikeの自動化エンジン
Wrikeの自動化エンジンは、手作業による反復作業の量を減らし、プロセスを高速化し、人為的エラーの発生率を最小限に抑えるためのシンプルなソリューションです。 自動化エンジンを使用すると、すべての作業を自分で処理する代わりに、タスクやプロジェクトのさまざまなアクションをルールベースで自動化することができます。
自動化エンジンは使いやすく、自動化ルールの作成にコーディング経験を必要としません。 ルールは単純な「…の場合、…を実行する」の構造です。 自動化のルールコンストラクターは、3ステップのルール作成プロセスをガイドします。 必要なのは、Wrikeに以下の内容を知らせることだけです:
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ルールを適用するタスクまたはプロジェクト
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ルールをトリガーするタイミング — 「...の場合」ステートメント
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ルールがトリガーされた場合の動作 — 「...を実行する」ステートメント
次に、一般的な自動化ルールの例をいくつか示します:
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(特定のプロジェクトの)タスクのステータスが「変更待ち」の状態から5日間変更されない場合、担当者に@メンションし、コメントを残します。
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(特定のスペースの)プロジェクトのステータスが「完了」に変更された場合、プロジェクトを「アーカイブ」フォルダーに移動します。
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各アカウントで、最大100の自動化ルールを作成できます。
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アカウント内で自動化によって実行されるアクションの数には、毎月の上限があります。 Business Plus(および従来のBusiness)アカウントの場合、各有料ユーザーにつき毎月200アクションとなります。 Enterprise Standard(および従来のEnterprise)アカウントの場合、各有料ユーザーにつき毎月1,000アクション、Enterprise Pinnacleアカウントの場合は1,500アクションです。 上限に達すると、すべてのルールが自動的に無効となり、Wrikeが全アカウント管理者にメールで通知します。 また、アカウントの月のアクション上限のうち、トータルで残り50%になった場合と10%になった場合にも、Wrikeは全管理者宛にそれぞれメール通知を送信します。
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また、1分間に実行可能なアクション数にも制限があります。 自動化ルールが1分あたり200以上のアクションを実行した場合、自動的に無効になります。 さらに、直近5分間でルールが実行したアクション数が1分あたり100以上になった場合、そのルールは無効になります。 いずれの場合も、ルール作成者またはルールの所有権が移行されたユーザーには、ルールが無効になったという旨の通知が届きます。
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各自動化ルールにつき、自動化のトリガーとなる動作(「...の場合」ステートメント)を1つと、自動化で実行されるアクション(「...を実行する」ステートメント)を最大10まで設定できます。
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自動化エンジンを介してアクションが実行される場合はいつも、タスク/プロジェクトのストリームに自動化ボットが作成者として表示されます。 アクティビティレポートについても同様です。
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ルールが適用されるべきタスクまたはプロジェクトが、API、一括アクション、またはExcelのインポートによって最初に作成された場合、既存の有効な自動化ルールはトリガーされません。 ただし、後でこれらのタスクまたはプロジェクトに手動で変更を加えたり、既存の有効なルールを編集したりした場合、これらのルールは、API、一括アクション、またはExcelのインポートによって最初に作成された項目によりトリガーされます。 さらに、API、一括アクション、またはExcelのインポートによってタスクおよびプロジェクトを最初に作成した後に作成または有効になった自動化ルールもトリガーされます。
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タスク/プロジェクトが別の自動化ルールによって変更された場合は、自動化ルールはトリガーされません。
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作成したルールが、その条件ではもはや機能しなくなった場合、そのルールは自動的に無効になり、メールで通知されます。