ステップ 6:作業の進捗状況のモニタリングと成功の積み重ね
作業と協力を開始する方法の基本を学んだところで、ダッシュボードとレポートを活用して、あなたとあなたのチームの進捗を追跡する方法を見つけましょう。 ダッシュボードはすべての有料アカウントで利用できますが、レポートの作成機能は Business プランと Enterprise プランでのみ利用可能です。
Wrike では、必要となる情報を一つの画面にまとめたダッシュボードの活用が、複数のプロジェクトの進捗状況の確認やチームの作業負荷の確認など、さまざまな場面で効果的です。 組み込みのウィジェットを使用するか、カスタムのものを作成して、必要なものを正確に確認できるようにダッシュボードに追加できます。
ここでは、Wrike でのワークマネジメントを成功させるために役立つダッシュボードの例をいくつかご紹介します。
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プロジェクトウィジェットとプロジェクトの進捗状況に関連するカスタムウィジェットを含むプロジェクトダッシュボードを使用して、現在のプロジェクトの優先順位を把握します。
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チーム用ダッシュボードを作成すると、ドラッグ&ドロップでチームメンバーに作業を割り当てることができます。 このダッシュボードは、担当者が指名されていないタスクの一覧を表示するウィジェットと、各チームメンバーの担当タスクの一覧を表示するタスクを組み合わせて作成します。
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マネージャー用ダッシュボードを使用して、チームの作業を可視化できるようにしましょう。 このダッシュボードは、新規、処理中、完了などのステータス別にタスクを表示するウィジェットを組み合わせて作成します。 チームメンバーが取り組んでいる作業や、予定している作業を、わざわざメールやチャットで問い合わせずに一覧で把握できます。
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仕事を進めていると、重要なタスクが見過ごされたり、スケジュール上のリスクへの適切な対応がなされなかったり、プロジェクトの締め切りに間に合わなかったりすることが時に生じます。 期限切れタスク、競合、未割り当ての作業を表示するリスク管理用ダッシュボードを使用すると、抜け漏れがないことを確認できます。
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各メンバーに自分のタスク状況を確認してもらうための個人専用ダッシュボードを使用すると、自分にとって優先すべきタスクが何かを各自で判断して最も重要なタスクに集中してもらうことができます。 このダッシュボードをメンバーの数だけ用意する必要はなく、表示される内容が閲覧中のユーザーに応じて異るように設定すれば、一つのダッシュボードを作成するだけで大丈夫です。その場合、ダッシュボード内のウィジェットの対象ユーザーとして、常に「閲覧中のユーザー」という設定を選択してください。この設定を使用すると、共有したダッシュボードを各ユーザーが閲覧したときに、鏡のように、そのユーザーに関する情報が表示されます。
ダッシュボードの作成方法については、こちらを参照してください。
Wrike では、さまざまな条件を指定して、タスクやプロジェクトのデータに基づくレポートを作成できます。 一度レポートを作成すると、レポートを開いたり画面を更新するたびに最新のデータを反映したレポートが自動で作成されます。
作成したレポートをチームメンバーや経営陣、顧客と共有することで、プロジェクトに関する情報の見える化に大きく貢献します。
レポートはテンプレートから作成でき、自動計算やリマインダーを提供し、エクスポートやスナップショットを使ってWrikeの外部と共有することができます。
ここでは、テンプレートを利用して、簡単にすばやく作成できる便利なレポートのアイデアをいくつか紹介します。
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担当者別の有効なタスクのレポートにより、誰がどのタスクに取り組んでいるかが一目で把握できます。
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プロジェクトステータスの週次レポートによって、各プロジェクトの進捗状況と、対応が必要な場合に連絡を取るべき相手(プロジェクトオーナー)を把握できます。
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担当者別の期限切れタスクのレポートにより、遅れが生じているタスクをすばやく把握し、声かけを行ったり、適切なサポートを講じることができます。
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今月の期限切れのプロジェクトや今週の経過時間などのテンプレートに基づいたレポートにより、チーム全体のタイムマネジメント状況を把握し、必要な声かけを行ったり、タスクの担当者の変更を検討できます。
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まだ担当者が指名されていないタスクを表示する未割り当てのタスクのレポートにより、対応漏れが生じているタスクがないかを簡単に確認できます。
ここまでスタートアップガイドの内容を通読いただき、ありがとうございました。 あとは実践あるのみです。Wrikeの作業スペースに戻って、Wrikeで仕事を進めながら操作方法に慣れていってください。